【オススメ防塵・防毒マスク】マスクを徹底解説|違い 付け方 洗い方 国家検定
防塵マスクと防毒マスクは、どちらも作業者の呼吸を守るための呼吸用保護具ですが、対象となる有害物質と選び方が異なります。
防塵マスクは、粉じん・ヒューム・ミストなどの粒子状物質をろ過し、防毒マスクは有毒なガスや蒸気を吸収缶で除去します。
適切な保護性能を得るためには、「何が発生しているか」「濃度はどのくらいか」「酸素濃度は十分か」「どのフィルター・吸収缶が対応するか」を確認して選定することが重要です。
野口酸素では、重松製作所、興研、3M、などの呼吸用保護具を取り扱い、作業環境に合わせたマスク・フィルター・吸収缶の選定をご案内しています。

まず結論|防塵マスク・防毒マスクの違い
最初に「何から身を守るか」でマスクの種類を選びます。| 種類 | 主な対象 | 選ぶもの | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 防塵マスク | 粉じん、ヒューム、ミストなど | 作業に適した性能区分のマスク・フィルター | 有毒ガス対策にはなりません また、酸素欠乏環境では使用できません |
| 防毒マスク | 有毒ガス、蒸気 | ガスの種類・濃度に適合する面体+吸収缶 | ガスの種類が不明では使用できません また、酸素欠乏環境では使用できません |
| 防塵・防毒マスク | 粉じん、ガス・蒸気 | 国家検定に合格した面体とフィルター・吸収缶 | 使用できる組み合わせ・用途の確認が必要です また、酸素欠乏環境では使用できません |
| 電動ファン付き呼吸用保護具 (PAPR) |
粉じん、機種によりガス・蒸気 | PAPR本体+指定フィルター・吸収缶 | ろ過式は酸素欠乏環境では使用できません |
粉じんなどの粒子状物質には防塵マスク、有毒ガス・蒸気には防毒マスクを使用します。
粉じんとガス・蒸気の両方が存在する場合には、作業環境に適合する防じん機能付き吸収缶や、防塵・防毒兼用として国家検定に合格した組み合わせを選びます。
防塵マスクとは?
防塵マスクは、作業中に発生する粉じん(粉塵)、金属ヒューム、ミストなどの粒子状物質を、ろ過材(フィルター)で捕集して吸入を防ぐための呼吸用保護具です。研磨、切削、溶接、解体、粉体作業など、さまざまな作業現場で使用されています。
防塵マスクには大きく分けて「使い捨て式」と「取替え式」があり、作業内容や粉じんの種類、必要な性能によって適切な製品を選ぶ必要があります。
防毒マスクとは?
防毒マスクは、有毒ガスや蒸気を吸収缶で除去し、吸入する空気を浄化する呼吸用保護具です。塗装、有機溶剤の取扱い、薬品作業など、有害なガスや蒸気が発生する作業で使用されます。
防毒マスクには、直結式小型、直結式、隔離式があり、それぞれ使用できるガス濃度の範囲が異なります。
防毒マスクの規格上の目安は、直結式小型が0.1%以下、直結式が1%以下、隔離式が2%以下です。アンモニア用など、一部には異なる条件があります。
実際の選定では、対象ガスの種類、作業環境の濃度、ばく露限界、吸収缶の性能、メーカーが示す使用可能条件などを必ず確認してください。
防塵マスクと防毒マスクは兼用できる?
通常、防塵マスクを有毒ガス対策として使用することはできません。同様に、防毒マスクに対象ガスと適合しない吸収缶を取り付けても、必要な防護性能を得ることはできません。
粉じんと有毒ガス・蒸気の両方が存在する作業では、防じん機能付き吸収缶など、対象となる有害物質に対応した組み合わせを選定する必要があります。
ただし、重松製作所の「防塵・防毒マスク」は、防塵マスク、防毒マスクの国家検定である両検定を取得しているマスクがあります。このマスクであれば、マスク本体に防塵フィルターを取り付ければ、防塵マスクとして、吸収缶を取り付ければ、防毒マスクとして使用することが可能です。
作業環境に存在する有害物質の種類・濃度・酸素濃度を確認したうえで、国家検定合格品の中から作業に適したものを選定してください。
防塵マスクと防毒マスクを使用できない環境
次のような環境では、一般的なろ過式の防塵マスク、防毒マスクを使用しないでください。送気マスクや空気呼吸器など、作業環境に適した給気式呼吸用保護具の選定が必要です。
●有毒ガス・蒸気の種類や濃度が分からない環境
●対象物質を除去できる吸収缶がない場合
●マスクの種類ごとの使用可能濃度を超える場合
●複数の有害物質が存在し、使用する吸収缶で対応できるか確認できない場合
防毒マスク用の吸収缶はどう選ぶ?
吸収缶は、有機ガス用、ハロゲンガス用、アンモニア用、亜硫酸ガス用など、対象となるガス・蒸気に応じて種類が異なります。最初にSDS(安全データシート)や作業環境測定などから有害物質を確認し、作業環境におけるガス濃度を確認し、その物質に対応する吸収缶を選びます。
また、吸収缶はどの面体にも取り付けられるわけではありません。使用する防毒マスク本体と吸収缶の適合も確認してください。
吸収缶の交換時期は?
吸収缶には、除毒能力が失われるまでの時間を示す「破過時間」があります。交換時期は、メーカーの破過曲線図や取扱説明書、作業場所のガス濃度、温度、湿度などをもとに、余裕を持った使用限度時間をあらかじめ設定して管理します。
原則として、「においを感じたら交換」という方法は、すでに有害ガスを吸入しているということです。
有害物質によっては、においを感じる濃度と安全上の基準となる濃度が一致しません。
使用時間を記録し、設定した使用限度時間を超える前に交換することが重要です。
未使用の吸収缶は保存期限と包装の気密性を確認し、開封後・使用後の保管方法についてはメーカーの指示に従ってください。
防塵マスクの性能区分|DS・DL・RS・RLとは?
国家検定の防じんマスクには、性能区分があります。・DS1
・DS2
・DS3
・DL1
・DL2
・DL3
取替え式では、
・RS1
・RS2
・RS3
・RL1
・RL2
・RL3
数字が1、2、3と上がるほど、規格上の粒子捕集効率は高くなります。
ただし、「数字が高いものを選べばよい」というわけではありません。
粉じんの種類、オイルミスト等の有無、作業内容、法令で求められる性能、呼吸のしやすさ、顔面への密着性などを含めて選定することが重要です。
高性能なフィルターでも、顔とマスクの間にすき間があると十分な効果を得ることができません。
防塵・防毒マスクの選び方 5ステップ
【STEP1】 有害物質を確認する
粉じん、ヒューム、ミスト、有毒ガス、蒸気など、作業中に何が発生するのかを確認します。【STEP2】 酸素濃度・有害物質濃度を確認する
酸素濃度や有害物質の濃度を確認します。酸素欠乏や濃度不明の環境では、ろ過式マスクではなく、送気マスクや空気呼吸器などの給気式呼吸用保護具を検討します。
【STEP3】 必要なマスクの種類・性能区分を決める
作業環境に応じて、・使い捨て式/取替え式
・半面形/全面形
・直結式小型/直結式/隔離式
・必要な国家検定区分
などを選定します。
【STEP4】 フィルター・吸収缶の適合を確認する
対象となる有害物質に対応しているかだけでなく、使用する面体の型式に適合するフィルター・吸収缶であることを確認します。【STEP5】 正しく装着して密着性を確認する
しめひもを正しく調整し、使用前にフィットチェックを行います。顔とマスクの間から空気が漏れ込まないことを確認してください。
おすすめの防塵マスク・防毒マスク
以下の商品は代表的な製品です。実際に使用する呼吸用保護具は、作業環境、有害物質の種類・濃度、必要な性能区分、面体との適合、着用者へのフィットなどを確認して選定してください。
「どの商品を選べばよいか分からない」という場合は、作業内容やSDSをご準備のうえ野口酸素へご相談ください。
使い捨て防塵マスク
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重松製作所 使い捨て防塵マスク ※顔にフィットしやすい
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取替え式防塵マスク
全面形防塵マスク
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半面形防塵マスク
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半面形防塵マスク
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価格帯:半面形 2,000~4,000円
全面形:22,000~25,000円
防毒マスク
隔離式防毒マスク
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直結式防毒マスクGM164
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